板橋Cityマラソン ~レース編(前半)~
9:00レーススタート。
●スタート~5km
狭い河川敷に大人数でスタートするので、最初の数キロは混雑でスピードでないと思ったらスタート直後から意外と全体が早い。さすがCブロック!
最初の1キロは5分01秒。あれっ早い!そして周りは徐々にペースアップ。十分付いていけるが、待て待て!今日はネガティブに!どんどん抜かれるが「我慢、我慢!」と自分に言い聞かせる。2km通過して気分も落ち着いてきた。調子は良さそう。抜かれるのでペースが上がりそうになるが「我慢、我慢!」。キロ5分強のスピードで走るペーサーを探すがなかなか居ない。みんな、微妙な上げ下げを繰り返しペースを探っている。
事前の気象情報では行きは向かい風、帰りは追い風。実際にその通りで向かい風を感じる。でもこの前の鴻巣パンジーMに比べたら微風。しかも集団で走るので軽減されている。この程度の向かい風は問題ないと自分に言い聞かせる。前半は、このまま5分強程度のペースでいくことにする。
4.2kmで最初の給水、スピードを落として、確実に飲む。これまでの大会ではバフッとこぼしながら飲んでいたが、今回はこぼしが少ないように丁寧に飲む。今大会のテーマは「水分補給は確実に」ですから。ちなみに、この給水所にレーズンも置いてあったので左手でガサッと取り口に入れる。モグモグするが、呼吸が苦しくなかなか飲み込めない。結局、面倒でこれ以降の給水所ではレーズンは食べなかった。
速度を試行錯誤しているうちに5km通過。ちなみに、コースの距離表示はガーミンより距離が長い。その後もその距離は広がっていく。陸連公認の大会は、いつもガーミンGPSより距離が長いが、この大会もそのようだ。
(正式記録で、この区間は平均5分2秒)
●5km~10km
6.7kmの給水地点で、当初の予定通り電解質パウダーを右ポケットから出し半分紙コップに入れて飲む。ちなみに、何km地点で何をするかは、家を出る前に左右の腕にマジックに書いておいた。地黒だから、黒マジックは目だたなくて助かるのよ。
7kmでマグオンを摂取する予定だが、ちょっとゴタゴタしていたので、8km手前で摂取。最初の糖質ジェル。早め早めが重要。
9.2kmの給水地点でメダリスト(アミノ酸)を半分飲む。ここまではほぼ予定通り。
この区間でキロ5分くらいできっちり走るペーサーを見つけ後ろにつく。このペーサーは、ちょくちょく時計を見て、ペースを守っている。素晴らしい!お世話になろう!
(正式記録で、この区間は平均5分1秒)
●10km~15km
10kmと30kmで鴻巣パンジーMを走ったOMさんとOYさんが応援していると事前にLineがあった。探しながら走ると10km過ぎにいた!個人的な大会公式ユニフォームであるピンクオレンジのTシャツが目立つのか、先に見つけられていたようだ。手を振ってくれている。こちらも両手でグーポーズをして通り過ぎる。知っている人が応援してくれるのは嬉しいもんだなぁとホントに感謝!ゴール後にLine見たら、コバ氏がこの時点でグーポーズの写真を共有されていて「まじめに走れ!」とLine入れていたが、コチラはいたってまじめに走っている。ただ、ちょっとポーズを取って目立ちたかっただけさぁ。。。
10.5kmの給水所で予定どおり電解質パウダーの残り半分を飲む。給水所で例のペーサーに遅れるがスピードをあげて追いつく。このあたりでもどんどん抜かされていく。スピードを上げたくなるが「我慢、我慢!」。先は長い!つくばMは10kmで辛くなり始めたのに比べ、今回は全く苦しく無い。調子は非常に良いと感じる。
14kmは「乾燥梅干し」が置いてある給水所。見ると小さなせんべいのように薄く潰された梅干しが置いてある。これを左手でガサッとつかみ口に入れ、この給水所の特別ドリンク伊藤園麦茶で飲む。しょっ、しょっぱい!麦茶を飲み干しても喉が渇くなぁ。この後、何ヶ所かで乾燥梅干し摂取する予定だったが、こちらもレーズン同様に、ここが最初で最後の摂取になった。
10km過ぎからトイレに行きたくなり我慢していたが、15km手前でトイレに入る。ペーサーと離れることになるが、トイレを優先した。このトイレで約30秒ロスする。ペーサーさん、ここまでありがとう!
そして、このあたりから左足甲の外側が痛くなり始める。靴紐をきつく締めすぎた!この部分が痛くなるのは初めて。まぁいいや。走れないほどじゃない。そしてそのうち疲労から全身の感覚が鈍くなるから大丈夫だろう。。。
(正式記録で、この区間は平均5分5秒。トイレ分で5分ペースから約30秒遅れた)
●15km~ハーフ(21km)
ペーサーを失ったことと、トイレで30秒使ったことが心理的に少し焦りを感じるがペースを保つ。どんどん抜かれても「我慢、我慢」。
16km手間で、いよいよ初のモルテンジェルを飲む。本来14kmの予定だったが、最初の糖質ジェル摂取が1km遅れたことと、さらに今回の摂取が気分的に1km遅れて、結局16km地点でポーチから取り出す。ここまで楽しみにしていたことのひとつがこのモルテンジェルを初めて飲むこと。口に入れると柔らかくコロコロした面白い口当たり。味も美味しい。気に入った!!
17.2kmの給水所。直前で腕を見て、メダリスト(アミノ酸)ポイントと気づくが時すでに遅し。間に合わず、ポカリをそのまま飲む。
次の給水ポイント20.2kmで今度こそメダリストを左ポケットから出す。その時、口を切ってあるメダリストを入れていたビニール袋からメダリストが流れでる。左ポケットからひたすら粉を出すマジシャン状態。要らない曲芸披露!恥ずかしい!他のランナーに申し訳ない!結局、なけなしの少量のメダリストを飲む。涙。
21km地点で、冷静にここまでの時間を計算する。105分30秒くらい。キロ5分ペース+30秒。30秒はトイレ分かぁ。ペース悪くない!後半もてばサブ3.5の可能性はゼロではない範囲。
そして、ここでサブ3.5を達成するための後半のペースを暗算する。キロ5分ペースから90秒削る必要あり。暗算結果、後半はキロ4分55秒のペースが必要と出た。
そして、ちょうどハーフで折り返す。
(正式記録で、この区間は平均4分58秒。トイレの焦りとペーサーを失ったことで実感よりもペースがやや速くなったようだ。)
前半終了。マラソン中は、ガーミンをしょっちゅう見てペースを計り、暗算もして、心拍数もみる。さらに、他のランナーとの調整でコース取りを右左と変えつつ、ペーサーを探す。サプリ補給や給水ポイントも考えながら走る。そして、いつトイレに行くかも考える。マラソンは、やることや考えること多くて忙しいんですよ。あっというまにハーフまで到着ですよ。
(後半に続く)