ワイン大好き⁉ 地黒ランナー。

40歳からはじめたランニング。距離を走らない横着な中年ランナーのブログ。

つくばマラソン ~ 終盤編 ~

⑤21Km~25Km(451、505、504、521、525)

ようやく20Kmを超える。ここで完全に脚がなくなったのが分かる。ハーフを1時間44分台で通過。ここまでサブ3.5ペースできたが完全に脚が終了している。昨年の湘南マラソンの時と同じようなペースだが、昨年はまだかなり余裕があった。ぜんぜん違う。昨年は調子がピークだったんだなぁ。ここから20Km以上ある。体力的にも精神的にも辛い。フルマラソンの恐怖を感じつつ、なんとか若者についていくが、22Kmくらいでとうとうついて行けなくなってしまう。ここまでありがとうと別れを告げると、一気に若者から遅れるようになる。N氏一家が28.5Kmで応援してくれているからそこまで頑張ることをモチベーションに進む。

⑥26Km~30Km(545、540、549、557、552)

どんどん遅くなる。どんどん抜かれる。20Kmを過ぎて目標をサブ4にしたが、もはや完走できるか不安のまま走る。とにかくN氏一家がいる28Kmまで走ろう。28Km地点で遠目から大声で応援してくれているN氏一家が見える。いいところを見せたいが全く脚があがらない。ごぼう抜きされるなか、グーポーズをしながら「限界~」と言って通り過ぎるのみ。この時、N氏が動画を撮っていてくれが、この動画が関係者に拡散されていた。ごぼう抜かれのシーンで恥ずかしい。しかし、応援というのは誠に有難いと思った。走るモチベーションで力になった。感謝。

⑦31Km~35Km(559、608、809、609、605)

N一家の応援ポイントを過ぎて完全にモチベーション不足になった。気持ちを切らさないために、これはダイエットのために走ってるんだと意識を別にもっていき走るが、ただひたすらに辛いだけ。でも歩かずに走ろう。そしてダメなら棄権しようと。33Km地点にトイレを発見。ずっとトイレを我慢していたし、ちょっと止まりたい気持ちもあり、トイレに行くことにする。ちょうど1室空いていたので、入ろうとしたが、先に待っていたランナーがいて「ちょっと、ちょっと!」と怒られ先に入られてします。うーん、割り込み惜しかった。でもこの間にPowerGelを取って、手洗い水道の水でのどを潤せた。が、胃が受け付けないことが分かる。内臓も限界超えている。

⑧36Km~40Km(617、619、634、641、651)

ここの区間は脳みそも朦朧としているし、脚の感覚も無くなってくる。1キロ、1キロがスゲー長く感じる。もう二度とフルを走りたくないとネガティブな気持ちと、完走したいという気持ちが交互にくる。気力だけで前に進む。

⑨41Km~ゴール(714、753)

完全に限界を超えているのが分かる。もういつ倒れてもおかしくない状態。途中で名物といわれているロッキーおじさんがいる(ロッキーのテーマを流している)、沿道の応援も増える。こんなに他人の応援が有難いと思ったことはない。筑波大学構内にもどり、例の段差がある。脚があがらず危うく段差につまずきそうになるがギリ超える。ここで転んでいたら立ち上がれなかっただろう。意識朦朧のなか、あと少し、あと少しで完走できると脚をすこしづつ前に前に出す。競技場に入りゴールが見えてくる。もう歩くスピードと同じくらいになりながら一歩、一歩ゴールが近づく。そして自然と両手が挙がりゴーーール。意識が切れそうななか、横目で時計をみて、サブ4達成できたのでは?と思ったが。今は、タイムより、ゴールできたことを奇跡としか思えなかった。