鴻巣パンジーMは地域密着大会になっていた
2017年から2019年まで毎年参加していた鴻巣パンジーマラソンが4年ぶりに開催。
2019年が第37回で今回が第41回。中止になっても回数はカウントするんだな。
この大会は今期の目標大会で、ハーフベストを目指して気合い入れて練習積んできた。2月の総距離は101キロもやった。100キロ超えは2022年5月の102キロ以来。ハーフベストは2019年の鴻巣パンジーで96分29秒。後にも先にも96分台はこの1回のみ。今回96分切りが目標。
がしかし！！前日に接待が入り涙でた。接待当日はビール1杯と日本酒チビチビで乗り切ろうとしていると客が日本酒注いでくるのでチビ飲みで注ぐ量を減らす作戦をとったが、飲まないようにしているのがバレて「地黒さん今日はいきませんねぇ〜」と言われたが負けずにチビった。
大会当日朝は酒残りはさほどなく安心（この後事件が起こるが）。大会会場が遠くて930スタートだから新宿7時前の電車に乗車。ゆっくりしたいからグリーン車にした。大人だねぇ。結構混んでいたが隣に座られたくないからリュックを隣に置いた。大人だねぇ。
と思ったのも束の間、プーーンとアルコール臭⁉️えっ⁉️まさか⁉️通路隣の二人組のオヤジが飲んでる‼️しかもスルメみたいのツマミにしてる‼️臭い重ねかよっ‼️昨日飲み会でただでさえアルコール避けたいのにぃー。すげー迷惑。涙でた。
何を飲んでいるか観察したらトリスを紙コップでストレート⁉️マジかよ‼️朝6時台だぜ‼️重度のアル中確定だ。浦和で降りて行ったが、浦和にオヤジ2人で何の用だよ。しかも強酒入れて。
接待といい、トリスオヤジといい、この大会はダメだと確信した。
早めに着いたのでゆっくり落ち着いて準備できた。それでもスタートラインに入ったのは8分前。もちろんいつものシレっと割り込み。大人だねぇ。今回からスタートはゾーン制で地黒の申告タイムでもAゾーンだった。鴻巣だなぁ。どうせ他の連中は嘘申告だしなぁ。とか思っている内にスタート。
スタートAゾーンの真ん中ぐらいだったけど、あれっ？周り皆んな早いぞ！！最初の1キロ4:32。鴻巣レベル高けー。侮った！！周りに合わせて着いていく作戦に変更。
2キロ以降も4:25、4:26、4:26、4:25で最初の5キロ22分14秒。
流石にオーバーペースで辛くなってきた。だれかに着いていこうと探していると、いい感じで走っている白髪オヤジを見つけた。良いフォームで安心感あるし、ピッチも合う。これにしよう！！あれっ？他にも白髪オヤジに着いているヤツいるよ。小柄女子だ。このペースでついていく女子なんて実力すげー。走りも悪くない。どこで潰れるか見てやろう。いや地黒が先に潰れるか。結局、白髪、小柄、地黒の順で隊列が決まった。
6キロから10キロ4:27、:28、:29、:36、:31で22分31秒。
白髪隊列の最後尾に1人加わってきた。ネイビーコーデだ。給水でばらけても磁石のように、白髪、小柄、地黒、ネイビーの並びなる。面白い。唯一、地黒だけがコーナーごとにインコース作戦とるから左右に外れるが基本隊列はこれで決まり。
11キロから15キロ4:28、:29、:25、:32、:30で22分24秒。
それにしても白髪は凄い。体幹のよい安定したフォームで正確なスピード維持する。時計もあまり見ない。何だろこの人。興味わく。地黒は途中何度も苦しくなり遅れそうになったが白髪と小柄に必死に着いて繋いでこれた。
14キロあたりで時間を計算すると95分ペースであることに気づく。あれっ？もしかすると95分切りがギリでいけるペースだ！！人生ラストチャンスだ！！いや待てよ。ガーミンがコース距離看板より距離足りない。20、30メートルくらいだ。このままではダメだ。ペースあげるか？イケるか地黒？ヤレるか地黒？自問自答していると気付いた。ダメだ、ダメだ、イッてはダメだ。この後、新幹線高架下の逆風ゾーンだ。1人では無理だ！！結局、白髪隊に残ることを選択した。
新幹線高架下に突入すると、思った通り強烈な逆風だ。コースを知り尽くした強みですわ。あぶねー、やっぱ辛い。小柄をかわして白髪の真後ろ、もしくは、風向きによっては小柄を右前あたりにして風よけ対策しながら我慢。ホントに白髪隊はココロもカラダも助かるよ。それにしても長い。ここのストレートは2キロくらいある。
15〜16キロ4:44。流石の白髪隊もペースダウン。うぉー95切りがぁ遠のくー。焦る気持ちがあるがここは我慢。というか、この風はココロが折れて、カラダも無理だと言ってくる。
16〜17キロ4:31。白髪頑張ってる。何とか着いていくぞ。
17.5キロあたりでようやく曲がる。よっしゃー。ここから勝負だー！！と思ったら橋の上り坂が見える。。。うーむ、下からだー！！と思ったら白髪隊に異変が！！
白髪が少しペース上げた！！小柄も必死に着いていこうとペース上げてる。地黒、ネイビーは離される。上りはイカない。理由は上りは嫌だから。我慢だ。
とうとう頂上到達。残り3.5キロ勝負！！ギアチェンジーー！！小柄を右からかわす。小柄がチラ見してきた。着いてくるのか？いや来る感じしない。小柄アリガトウ。ココロでオサラバを告げた。
白髪も右からかわす。着いてくるのか？いや来るだろ。一緒に95分切ろう！！と思ったが、こっも来ない！？そこまで足が残って無かったか。白髪アリガトウ。あんたがいなかったらここまで来れなかった。卒業、そしてサヨナラ白髪隊。。。
17〜18キロ4:22、19キロ4:24、20キロ4:19。うおー辛れー。これ95分切れるのか、無駄走りじゃねー？とか何度も考える。この間、10キロあたりで抜かれた裸足オヤジを抜いた。何が楽しくて裸足？とか考える余裕もない。そしたら裸足が抜き返してきた。あんたと競ってないんですけど。結局、もう一度抜き返して裸足は終わり。
20〜21キロ4:22。もうガーミンは頼りにならない実距離との戦い。競技場の門を超えた94分になった。マジギリだ。ヤベー。残り30秒。ここからは時計を見ずに頭でカウントダウン。トラックなげー、ゴールが近づかない気がする。頭カウントダウンが50、51、52、53、まだ届かない、ホントヤベーよ、54、55、あと少し、泣けてくる、56、57でゴーーール‼️地黒ゴーーール‼️ガーミン止めてすぐタイム見ると94分47秒‼️やったよね❓やれたんだよね❓よっしゃーー‼️おばさんからアクエリアスもらいながらココロでよっしゃー‼️
この頃ゴールゾーンを見たら小柄がゴールしたところだった。96分切ったかどうか。あんたすげーな。
白髪とネイビーは探さなかった。高揚と疲労でそれどころでは無かった。ホントに白髪には感謝しかない。直接お礼は言わなかったがココロでホントに感謝。ネイビーには、、、特に無いかな。
後でガーミンみたら総距離が21.21キロになっていた110ほど差があった。
最後の210メートルのペースが3:44だった。正確かどうか分からんが、焦りから異常な追込みだったのは確か。普段出ないパワーがでたんだなぁ。ここまでしないとこのタイムはでないんだな。感慨深い。
この大会の景品に鴻巣市商工会が発行する500円券がついてきた。
これ要らんから参加費500円安くしてよ！！と思った人は多数いただろうが、こういう地域密着は珍しくて良い試みだと思った。小学生や親子も沢山参加していた。この大会とは関係ないが某マラソン大会関係者の親戚が言っていたが、市と一体となって子供が沢山参加してくれる大会作りは難しいとのこと。鴻巣市は凄いんだね。前に市長や議長が問題起こしていたが。ホント良い大会。長く続くように影ながら応援しています。
この券よく見ると有効期限が6ヶ月しかない。この間に鴻巣にくることなんか200%無い。ということで帰りにこのが使える店を探して、割と駅に近いこちらのお菓子屋さんに入った。
本店は熊谷とのこと。翌日、熊谷に詳しい方に聞いたら地元では有名なお菓子屋さんらしい。
何を買うか悩んだが渋皮栗饅頭3個入りを買った。600円。100円は現金で払った。500円券もらってもこうなるよね。地域還元ですわ。
翌日、熊谷に詳しい方にも差し上げて一緒に食べた。お味は、ほろ苦くてとても美味しかった。グルメな熊谷の方の感想は、あっ聞いてなかった汗。
ということで、接待発生、トリスオヤジ出現から、どうなるかと思ったら、ベストを1分45秒も縮めるスーパーベストが出た鴻巣パンジーマラソンの会でした。
超長文になり、すいませんでした。
おしまい。
